【おすすめ】「スクラム要求開発のすゝめ」

昨日、表題の研修を受講してきました*1
 

スクラム開発のボトルネックはプロダクトオーナー(PO)の責任過多

スクラム」を使った開発でボトルネックになるのがプロダクトオーナーの責任過多。適切なタイミングで妥当な要求を提供し続けなればいけないけれど、それこそ全権委任された製品責任者でもないかぎり、関係者間での要求の調整は容易ではありません。

POの責任過多を解決するコタツモデル!

そこでスクラム開発に、要求開発(「コタツモデル」)を組み合わせることで、利害関係者みんなが納得できる要求を作り上げることができます。
ビジョン、戦略にひもづくユーザーストーリーの優先順位付けも全員が納得できる非常に優れた手法だと感じました!

経営視点、業務視点、IT視点を統合して価値あるシステムを!

経営視点、業務視点、IT視点の多様性をコタツに持ち込み、「ステークホルダーモデル」「価値分析モデル」「要求分析ツリー」をささっとまとめて共有するところがキーになります。

例えば受託開発においても、待っているだけではお客様から妥当な要求は得られません!
ITエンジニアももっと価値ある要求に関わるべき!

ご興味のある方はぜひ!

スクラム要求開発とは

要求開発アライアンスの萩本順三氏とすくすくスクラム林栄一氏のお二人が、「要求開発」と「スクラム」を組み合わせて考案された開発手法。従来のスクラムの弱点であるプロダクトオーナーの責任過多を、要求開発を用いることで上手に緩和し、ビジネス価値に直結した要求を開発することを目指した手法です(赤坂談)。

関連リンク

*1:10月のすくすくスクラムのワークショップでスクラム要求開発に初めて触れて気に入ってしまい、今回一日研修を受講しました