ソフトウェア・セル生産方式の研究会発足!

via 萩原正義氏(マイクロソフト)の日記『「ソフトウエア・セル生産」の研究会』*1より

アジャイルプロセス協議会で,松本吉弘氏をリーダーに,セル生産方式をソフトウェアに適用する,ソフトウェア・セル生産の研究会が発足されました。──ということが,日経コンピュータの記事にありました。

感想

この研究会の発足された理由として,開発ツールの進化により,開発者ひとりで担当できる範囲が広がったことが挙げられています。
確かにそういう環境の変化もありますが,XPやSCRUMといったアジャイル系の開発においても,より大規模開発にも対応可能なUPなどにおいても"反復開発"が基本になっています。
反復開発では,そもそも,メンバーは分析者・設計者・プログラマ・テスタという複数の役割をこなさないと上手く回らないと思います。特に反復(イテレーション)期間が短ければ短いほど。
ということで,アジャイルプロセス協議会で研究会を発足したのだと思います。

ここでは,その他,Software Factories についても研究しているようですので,個人的にはエンタープライズ系はもちろん,組み込み系でのPLSE(プロダクトライン開発)にも参考になるのではないかと期待しております。

興味があれば,参加あるいはウォッチしてみてはいかがでしょうか?

[用語] セル生産方式とは

セル生産方式は,屋台生産方式とも呼ばれ,以下のように定義されます。

組み立て製造業において、1人〜数人の作業員が部品の取り付けから組み立て、加工、検査までの全工程(1人が多工程)を担当する生産方式。部品や工具をU字型などに配置したセルと呼ばれるライン(作業台、屋台)で作業を行う。
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/cellproduction.html
(@ITの情報マネジメント用語辞典)

*1:この日記はmixi会員限定で閲覧できます