ジョブズ流プレゼンの極意
前回の日記に引き続き、『日経ビジネスAssocie』から記事の読書メモのマインドマップをお届けします。
ジョブズ流のプレゼンの極意は以下の4つです。
- パソコンを閉じる(はじめに)
- メッセージを絞り込む(メッセージ構成)
- シンプルは簡単ではない(スライド作成・デザイン)
- あなたが主役(プレゼンの実施)
最初の2つは特に説明は要らないでしょう。
読ませる資料になってしまうPowerPointのスライドに対するアンチテーゼですね*1。
3つ目の「シンプルは簡単ではない」以降については説明が必要ですね。
03 シンプルは単純化ではない(スライド作成・デザイン)
私自身、これは「おや?同じものじゃないの?」と思いました。
この記事では、これらの違いを以下のように示しています。
- 単純化は「自分」に便利
- シンプルは「相手」に便利
という訳で、プレゼンでは単純化するのではなく「シンプルにする」ということになりますね。
言葉をどれだけ大事に使って(意識・区別して)いるかの問題だと思います。
また、プレゼンに必要な「シンプル」については選択の連続だとのことです。
「シンプルとは突き詰めると、何を加えて何を省くか。リスクをとって選択し続けなければいけない」
(ガー・レイノルズ氏)
04 あなたが主役(プレゼンの実施)
- スライド信仰をやめよう!
- 主役はスライドではなくスピーチを行う「あなた」です。
- 原点は"Show and Tell"*2
- やはり人前で伝える練習あるのみ!
- エモーショナル&コネクト
- 相手の満足を得るには、「感情」と聴衆との「つながり」を意識すること。
気づき
ジョブズ流プレゼンの極意は、説明するプレゼンではなく、聴衆に感じさせる「魅せるプレゼン」ですね。
聴衆の共感を得るために、
- 伝えたいことを絞り込む
- 体験に基づく、あなたが感動したことを伝える
- 魅せる(感じさせる)
- 緩急を使い分ける
といったことが必要なんでしょうかね。
参考文献
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- 作者: Garr Reynolds,ガー・レイノルズ,熊谷小百合
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*1:決してPowerPointが悪い訳ではありませんが…汗
*2:米国の幼稚園などで行われる、人前で何かを話す訓練のこと。お気に入りの本などを持参して、人前で(友人に)語るものらしい。こんな小さい時から、どうやったらみんなに伝わるかを学んでいるんですね!