ピクト図解勉強会のふりかえり
極めて私的に、そして簡単に、6/11(土)、8/29(月)のDevLOVEピクト図解勉強会を振り返り、今後の課題について考えてみたいと思います。
DevLOVE ピクト図解勉強会の実施ふりかえり
昨年末のDevLOVEイベントに参加(LT「ピクト図解のススメ」)したことがきっかけで*1DevLOVE主催のピクト図解勉強会をさせていただくことになりました。
初回は、ピクト図解考案者の板橋悟氏のモニター勉強会で知り合った上野さん(ピクト図解ビジネス活用会IT支部 主宰)にサポートをお願いしました。8月は、その上野さんがメイン講師で私がサポート役に回りました。どちらもピクト図解を使ったグループワークはとても盛り上がりました。
日付 | タイトル | 内容 | 講師 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2011/06/11(土) | 「世界の構造を描き出せ!!」 | (初級〜中級)ピクト図解でビジネスを描いて議論する | メイン:赤坂、サブ:上野氏 | 挑戦的な目標: 議論は盛り上がるものの、時間的にやや無理あり△ |
2011/08/29(月) | 「世界の仕組みを見極めろ!!」 | (入門)ピクト図解が描けることが目標 | メイン:上野氏、サブ:赤坂 | グループでディスカッションする時間が多くとれて◎ |
実際に勉強会を実施してみると、ピクト図解は描いたことないという参加者の方もすぐに描けるようになります。さらにグループでのディスカッションはとても盛り上がります。私自身は残念ながら普段あまり経営視点でモノゴトを観ることができていない*2のですが、「エンジニア同士でもビジネス視点の会話がこんなに成り立つのか!」と驚かされます。
私自身のピクト図解の課題
ピクト図解
以下の特徴をもつ、とても強力な図解ツールです!
- ビジネスを「サービスとお金の交換」に絞ることで、一目で分かる、単純明快な図で表現できます。
- 少ないルールで誰でもすぐに読むことができます。
- 練習すれば誰でも描けるようになります。
- 図が分かりやすいので、それをベースにしてビジネスの可能性についていろいろ対話できます。
自分の習得レベル
私自身、ピクト図解との出会いは2009年秋の日経ビジネスASSOCIEのビジュアル思考特集です。付録の「ピクト図解の練習帳」を試しに挑戦してみたところ、その明快さにハマってしまいました*3。
その後、図書館で「記事トレ」を借りて、帰りの電車でピクト図解に挑戦しました。
現在、ビジネスの深い議論はできないものの、ピクト図解は描けるレベルです。
今後の活用(1) 異業種交流
IT業界以外の業種の方とお話をする際に、ピクト図解を使うといろんなお話を聞けるので凄いコミュニケーションツールになります。
ビジネス視点を学ぶのに非常に有効です。この図がないと、せっかくの話しが分からずじまいになってしまいます。
という訳で、今後も積極的にピクト図解を使ってビジネスを学びたいと思います。
今後の活用(2) IT業界への展開
私自身、ピクト図解を学んだことで、異業種の方とお話しする機会が増えました。多くのエンジニアの方にもピクト図解をお勧めしたいのですが、最大の悩みはソフトウェア開発にどう役に立つのかよく分からないことです。
ピクト図解はあくまでビジネスを図解したものなので、ソフトウェアにはあまり関係がありません。
- アーキテクトに必要な視点
- アーキテクトは様々な利害関係者の視点からソフトウェアを表現します。
ピクト図を使って、ビジネス視点でソフトウェアが生み出す価値や利益をモデル化できます。
まとめ
私自身はコミュニケーションツールとして様々な図解を生んで行きたいと考えています。ピクト図解もビジネスモデルの表現に特化した図解のひとつとしてさらに学んでいきたいと思っています。
検討課題は「ピクト図解はプログラマの何に役立つ?」です!*5
でも実際は、勉強会を通して多くのITエンジニアの方がピクト図解に触れてビジネスについて対話することで自然に答えが見えてくる、そんな気もしています。
最後までお付き合いいただき有難うございました。
参考リンク
- DevLOVEピクト図解勉強会
- DevLOVEピクト図解勉強会をやろうぜの会(facebookグループ)
- ピクト図解 ビジネス活用会 IT支部(facebookファンページ)
- 板橋 悟 (「ピクト図解」考案者)(facebookファンページ)
- シェアビジネス普及のための超ピクト図解術(facebookファンページ)