【読書メモ】シンプルライフ
久しぶりの投稿は読書メモです。とても読みやすい本です!
シンプル・ライフ 世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方
- 作者: ソレン・ゴードハマー,Soren Gordhamer,佐々木俊尚,黒輪篤嗣
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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シンプルライフ
Googleなどの先進企業で導入されている「マインドフルネス」。この本は、そういった「今、ここに集中する」たのめの本です。電車に乗るとスマホ片手にゲームやLINE、Facebookなどに夢中になってしまうあなた(私も!)にピッタリの本です。
感想
自分のやりたい感情の赴くままに行動し、面倒なことは避けて通りたい怠惰な私には、いろいろと考えさせられることの多い、でも嫌味はなく、自分に必要なことがゆっくりじわじわと染み入るような感覚で読めました。
なかなか実践するのは易しくない(読んですぐには実践できない)とは思いますが、折に触れ、思い出しながら少しずつ自分のものにしていきたいと思います。
自分の時間(過ごし方の質)を大事にすることは自分を大事にすることなのだと思いました。
謝辞
私にとって必要な本を献本いただき有難うございました。
この本で印象に残った個所(引用)
ストレスが生まれるかどうか
ストレスになるかどうかは、感情との向き合い方と心のスペースの広さで決まる。
- 仕事に没頭するにも、何かを創造するにも、心のスペースは欠かせない。心に広々としたスペースがなければ、明晰に考えることも、創造的に考えることも難しい。
- ストレスとは、事実を受け止めようとしない状態、起こっていることを起こっていないと考えようとする状態だ。
直視し、受け止めることで、ストレスはやわらぐ。
「行動が結果を生む」
「我々はお金を稼ぐためにサービスを築くのではなく、より良いサービスを築くためにお金を稼ぎます」
(フェイスブック社)
- 自分の行動が、心の中で大切に思っていることに反さないかどうか
- 自分がいちばん大切だと思っていることと、今の会社で働くことは一致していると感じられるか?
- 自分の価値観に基づいた生活を営んでいるか?
「急ごうとする程、待つことが増える」
- ストレスは止められること自体から生まれるわけではない。止められることをどう受け止めるかで生まれるのだ。
- 待たされる時には、自分に必要だった休息の機会が天から与えられたのだと、考えてみるといい。
思い通りにいかないことに意識を向けて、イライラする代わりに、三回、深呼吸をして、体から緊張を取り除こう。- そして、周囲の世界に意識を向けてみよう。
どういう人がいるか、どういうものがあるか。色、形、音に注意してみよう。頭を空っぽにして、今この時を生きることがどのようなものであるかをよく感じとってみよう。
【日々のエクササイズ】食べるために食べる
- 食べることに集中し、プロセスの全てを意識する。
- ⇒ 口に食べ物を入れる瞬間だけでなく、噛むことにも、味わうことにも、飲み込むことにも、満足を感じられる。
体の声に耳を傾ける
- 創造的かつ意識的に仕事をするには、仕事中、体の状態を自覚している必要がある
- 体に対して意識を向けるのではなく、体の中に意識を向けること。
行き詰まりを拒まない
- 現状を変える一番確実な方法は、現状を受け入れることだ
- 「ここで行き詰まったか。ここから何が生まれるか、見てみよう」
創造性を引き出しやすくする
- 創造的な営みのために必要なのは、できる限り成功を目指して行動すると同時に、結果にこだわらない姿勢。
「偶然は準備のできている人を好む」中国の言葉
執着することの無益さを知る
「成功は失敗と同じぐらい危険が潜んでいる」老子
- 調子がいい時には、無理にその調子を持続させようとせず、おおらかに構えることが大切。
- 調子の良さを受け入れ、楽しみ、いつかふたたび戻ってきてくれると信じて、手放そう。
先入観に気づく
- うまくいくことを願う前に、真実に目を向けようとすればいい。
- 自分の無知を受け入れることは、人生のあらゆる可能性に心を開くことにもなる。
- 自分の無知と向き合うとき、本当に役に立つ知恵を見出せる。
自分の正しさにこだわらない
考えそのものが争いを引き起こすわけではない。自分の考えに執着したり、自分の考えを守ろうとしたりするときに、争いは生まれる。
- 自分の考えに執着し、自分の正しさを示そうとする気持ちがあまりに強いと、真実が見えなくなる。
- 問題は自分が正しいかどうかだけではない。どう正しいかも大切だ。
あとがき
- 恐れや、強欲や、憎しみから行動することの悪影響は、個人にだけでなく、地球全体にも及ぶ。
- 意識的に生きるならば、自分のためにも人のためにもならない生き方でなく、自分のためにも人のためにもなる生き方ができる。
多大なストレスを抱え、ひとつのことになかなか集中できず、世界に負の影響をもたらすのではなく、仕事を楽しみ、次々と成果を上げ、世界にいい影響を与えられるようになる。
これは現代に生きる私たちにとって極めてやりがいのある挑戦であり、チャンスでもある。