「シゴトの渋滞、解消します!」
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本日は「シゴトの渋滞、解消します」の読書メモです。
- 作者: 西成活裕
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: 単行本
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マインドマップは以前描いたものです。
著者について
著者の西成活裕氏(東大 教授)は渋滞学や無駄学を研究されている方です。本書はこの渋滞学を仕事のやり方に応用したものです。
シゴトの渋滞とその解消
「仕事も手順の流れで成立しているので、流れの詰まり(=渋滞)が生じるポイントは交通渋滞と変わらない」として、仕事も車間距離をあけて安全運転を心がけます。つまり、先行するタスク(作業)と後続のタスクの間に休憩時間を取ることです。
スケジュールが遅れるのは前のタスクの遅れが伝搬してしまうことが原因とすれば、上記の対策によって仕事の遅れは吸収できるというわけです。
また、この空き時間を利用してできる「小さな仕事」を用意しておき、空いた時間を利用して済ませてしまうのもポイントです*4。
所感
本書は交通渋滞の解消法を仕事に適用したもので、タスクとタスクの間に時間を空けるものでした。
人はすぐに頭を切り替えられない(タスクスイッチに時間がかかる)ので、仕事の切り替えタイミングで休憩時間を取るのは理にかなっていると思います。
プロジェクト計画ではスケジュールの後方にバッファを用意して遅延解消の予備時間を用意しておいたりしますが、本書の方法は特にプロジェクトにおける個人のスケジュール*5に適しているように感じました。
参考文献
- 西成総研
- 「渋滞学」の東大西成教授、「渋滞吸収運転」実験を実施