「アントレプレナー育成講座 ビジネスモデルデザイン研修」受講レポート
概要
12/15(土) 慶応大学のビジネスコンテスト実行員会(KBC実行員会)の主催で「アントレプレナー育成講座 ビジネスモデルデザイン研修」が楽しい学び場CO☆PITで開催されました。
協力はCO☆PITの富士通ラーニングメディアさんとピクト図解 ビジネス活用IT支部(ピク活IT支部)です。
講師は久保田さん(5/26のピクト図解×ビジネスモデルジェネレーション勉強会と同じ会場、同じ講師の組み合わせでした)、ピクト図解はピク活IT支部の上野さんが教えてくれました。
個人的な今回の目玉は、カスタマーバリューマップ!どんな感じなのか楽しみでした。
内容
研修は以下の流れでピクト図解、ビジネスモデルキャンバス、カスタマーバリューマップ*1を学習しました。演習では、ビジネスモデルのアイデアをピクト図解で表現し、カスタマーバリューマップを描いて、それをもとに洗練するというものでした。
- 自己紹介
- 【ワーク】テーブル:各自、気になるビジネスモデル(のアイデア)を紹介★
- ビジネスモデルとは(解説とワーク)
- 【ワーク】個人:ビジネスモデルの分類・整理
- ピクト図解(解説とワーク)
- 【ワーク】個人:記事トレ!(3W1Hシート、ピクト図解作成)
- 【ワーク】個人:気になるビジネスモデルをピクト図解を作成★
- ビジネスモデルジェネレーション(解説のみ)
- カスタマーバリューマップ
- 【ワーク】ペア:ビジネスモデルを選択してカスタマーバリューマップを作成★
- ビジネスモデルのリビルド(ワーク)
- 【ワーク】ペア:カスタマーバリューマップをもとにピクト図解を洗練★
- リフレクション(振り返り)
- 【ワーク】テーブル:感想や気づきをシェア
感想
カスタマーバリューマップは顧客のことを考えて提供価値(VP)を決めていくキャンバスです。
顧客ベネフィット = 総顧客価値 ー 総顧客コスト
顧客ベネフィットを最大化するように提供価値を決めていきます。
顧客のPainsとGainsから価値を決めていくので「共感マップ」と親和性が高いです(Pains、Gainsは両方に共通しています)。
従来の共感マップからキャンバスの提供価値への思考過程がしっかりガイドされた感じがします。
今回の研修はKBC実行員(慶大生)主催でしたので、学生の方の参加が多くてとても新鮮でした。
主催の方、参加者の方(アントレプレナーを目指す若者)のまっすぐさと高い意識にとても刺激を受けてきました。
来年1月にはビジネスコンテストの本戦があるらしいのでぜひ観戦してみたいと思いました。
主催のKBC実行員の皆様、講師の久保田さん、上野さん、オブザーバーの板橋さん、中西さん、参加された皆さん、
ありがとうございました。とても刺激的で楽しい研修でした!
おまけ
個人ワークで作成したピクト図解(DJのミックステープを合法かするライセンス事務代行サービス:Beatpot)
煩わしい版権取得など(Pains)をDJから解放するBeatportは面白いサービスです。
ライバルがなく顧客(DJ)をしっかり囲い込んでしまえれば、DJを中心とした様々なコミュニティ向けにサービスを拡大できそうな気がします。
参考文献
- アントレプレナー育成講座 ビジネスモデルデザイン研修
- KBC実行委員会(慶応ビジネスコンテスト実行委員会)
- CO☆PIT(富士通ラーニングメディア 品川)
- The Customer Value Map (-> Value Proposition Canvas)
- ピクト図解×ビジネスモデルジェネレーション勉強会(Akaponのメモ帳)
- DJのミックステープを合法化する画期的なビジネスモデル–Beatportがライセンス事務を代行
*1:名称はキャンバスのVPにちなんで「バリュープロポジションキャンバス」に変わるようです